Skid &Acid(スキッドアンドアシッド)市川正章 

店長も所属するJGFA登録チームの神奈川構成員、/シーバスミーティング実行委員
IGFA SWフライロッド部門(8kgティペットクラス)マルスズキ世界記録保持者
IGFAフライロッド部門(1kgティペットクラス)コイ世界記録保持者
JGFAフライロッド部門(全ティペットクラス)コイ日本記録保持者
エムズインストラクター/庄治郎丸インストラクター/フィッシングライター
ソルトアンドストリーム誌等を中心に執筆、記録たくさん持っているので私も全て把握できない程・・・・湘南シーバスは大ベテラン。相模湾で一番シイラを釣っている男、ってことは世界一シイラを釣っている男って事だ。考えてみると凄い男だ。
なにげに2週前に自分でタグ&リリースした90センチオーバーを、同じメソッドでを目の前で軽く釣られたり、一緒に釣りに行くと私の分け前が減るのでできれば隣に立たせたくないヒト(笑)、だけどウェーディングの時に側にいるとなにげに安心できる職業と言い、いざというときいちばん頼りになる男ナンバーワン!。

唯我独論 ショート&ショート
唯我独論 ショート&ショート

ライターって何者よ。

最近ちょっとライター活動が暇だったので「ライター」という職種について考えてみた。そもそも、一般の釣り人が誤解していると思うのは、ライターをしている者は皆釣りが上手いのだと思い込んでいるという事だ。私的には普通の人よりも釣りに対して真面目に取り組んでいたり、普通の人よりも目立ちたがりな人間だったり、自分の釣技等に自信(過信の場合多し?)を持っている人間がなっているだけだと思っている。けして釣りが上手いという基準ではないと思うのだ。事実、技術レベルを認められた上でライターになっている人などほとんどいないのである。最近では大半が自分から売り込んでライターになりたがっている輩が多いらしい。「何故そこまでしてなりたいのか?」今の私にはどうにも理解できないし、情けない事態でもある。私の場合、自分から売り込んだ記憶はないが、ライターになる条件は備えていると自分でも思う、それは「私ほど少ない数のスズキしか釣っていないのにライターをやっていた?今でもやっている?人間はいない」と100%・絶対の自信を持っているからである。

楽しみの質

えさ釣りをする釣り人達に私は聞いてみたい、「釣れなくても楽しい釣り」って有ると思いますか?と。多分、大多数が「釣りは釣れるから楽しいし、釣れてこそ楽しい、釣った魚を食べるのも楽しみだ」と言うだろう。他に何の楽しみがあるのかと逆に聞き返されそうである。釣りの最終目的は「ターゲットの魚を自分の手中に収める事」であると私も思う。えさ釣りを否定するつもりは無いし、ルアーしか経験していないルアーマンにとっては、むしろ参考にしてもっともっと学んだ方が良いとさえ思う。しかし、「手中に収める事」がそのままイコールで「楽しい事」に繋がるのかと言うとそうではないと思うのだ。ここで考えていただきたい、貴方のターゲットが7キロのスズキだとしたら、その魚が釣れない釣行は全て楽しくないのでしょうか。けっしてそうではないはずです。これはつまりルアー・フライフィッシング独特と言っても良い世界がそこに介在しているからだと思うのです。ターゲットを想像しながらルアーを揃えたり、フックを研いだりして準備しているワクワク感。自然の中に身を置き、ポイントの空気を胸いっぱい吸い込む満足感。ルアーをキャストする爽快感。バイトがあったもののヒットに繋げられなかった悔しさ…。バラしたけど魚とファイトできたことの充実感と挫折感。ルアー・フライフィッシングの素晴らしい所とは、これらの例のように「魚と接触する事なしでも楽しみとして成り立つ部分が多い事」「楽しみのレベルを自ら決定し、調整できる釣法」だと思うのです。これからの「釣り」は、釣り上げるまでのプロセスの中で、いかにして楽しみを見出せるかが大切ではないのでしょうか。いや絶対に見出すべきであると私は考えます。そのプロセス自体が長くて難しいものであっても、それ自体が「楽しみ」であるならば、こんなに楽しい事はないじゃありませんか。「フィールドに出て実際に魚を釣り上げる事を楽しむのではない、釣り上げるまでの過程を楽しむのです。」

釣る為に本当に必要な事

魚を釣る為に必要な事ってなんだろう?ルアーフィッシングの場合で考えてみると、まずは良く釣れるルアーを使うことで、次は良いタックルを使うことであろうか。確かにこれはある意味では間違いではないでしょう。しかし、タックルを中心としたハード面は、魚を釣る為に本当に大切で必要なものではなく、補助的役割しか担っていないのだと本当の意味で理解しいるアングラーはかなり少ないことでしょう。とかく最近はハード面ばかりが注目され、ハードさえ良ければ結果は付いてくるものだと思い込んでいるアングラーが多いような気がしてならない。そんな風潮だから、キャストもまともにできない・情報重視・データ重視のアングラーや雑誌やメディアの情報操作に踊らされてしまうアングラーが増殖しているのもわかる気がする。私は、けしてハード面の充実を否定するつもりは無いし、良い道具とは「釣りを進化させる物」であり、使う事により上達にも繋がると信じている。では、魚釣りに本当に必要な事とは何なのだろうか。私は「魚の生態」とか「釣りの基本知識」といった、もっとも基本的なソフトの部分を学び続ける努力と、常に他の色々な釣り方に関する最新知識を吸収したり蓄える気持ちを忘れない事、頭に得たものを体で実践できる行動力を持つ事であると思うのです。これら無くして絶対にアングラーとしての進歩は望めないし、やっていて楽しくもないと思うのである。