増田 聡 「最終兵器」
ミラクルワークス代表
Skid&Acidメンバー/ 神奈川県在住
もうシーバスルアーの世界では知らないヒトはいないだろ?のミラクルワークスの代表、ルアーを製作と言うより開発している人間と言った方が的確な表現。多分ヤツもそう思っているし、周りもそう思っている事だろう。
彼のつくり出すルアーはネーミングもさる事ながらカタチもアクションも一度見たら忘れないほど・・・
口は悪いが面倒見が良いヤツ、(だから仲間が多いのか・・・)子供と動物に人気がある。(笑)飲みはじめて2時間くらいするといきなりヒトが変わる、しかし、最近気にしているのか、あまり飲まないようにしている意外にナイーヴな一面も・・・・
パツキン・ヨッパライじゃないとかなりの好青年。

釣れるルアーをプロデュースするメーカーの代表という立場ではあるが、一アングラーとしてコメントしてくれている。

大型のスズキって漁師の網にかかったり
投網で取られたりするけどルアーじゃなかなか釣れない!
相模川でも1m20cmのスズキが投網で取られた事があった。
その場所には常に大型のスズキがいるんだけど、ルアー投げても反応なし
だけど投網投げるとたいがい何匹か取れちゃう。
俺はその場所は休憩場所で捕食する場所じゃないのでは?
という考えで近くのシャローやらブレイク等を攻めたりしてみた。
その後、大型のスズキはそもそも食性が違うのでは?と考え
GTポッパーや26cm位のミノーを作って投げてみたり、
大型のジグヘッド&フライのマテリアルで30cm位の
フェザージグなんかを作って試した事もあった。
でも、何をやっても釣れないし、周りでもメーターオーバーが釣れたとはほとんど聞いた事がない。

悲観的な考え方かもしれないけど、
現在の相模川の居付きのスズキで、ルアーに遭遇していない奴なんて居るのだろうか?
狭い河川に絶えず釣り人が入れ替わり立ち代りでルアーを投げているのだから、
15年〜20年も生き抜いてきた大型スズキがルアーを見たことが無いとは考えにくい!
つまり、そもそもルアーに反応しない個体だからこそ激戦の
湘南を生き抜いてこられたのではないか?

10数年前のサーフや河口堤防では、潮周りの良い時など
先行のアングラーが釣り上げたスズキが、ゴロゴロ転がっていた事が結構あった。
この頃は、単にミノーの遠投&棒引きだったけど、それでも結構釣れていた。
しかし、段々釣れなくなってくると、常に新しいルアーやメソッドが生まれてくる。
TOPのスプラッシャーの釣りや大型バイブレーションのリフト&フォールなどが記憶にある。
つまり、ルアーに良く反応するスズキは、とうの昔に絶滅の危機に追い込まれているのでは?
と言う事も考えられる。

現在、生き残っている大型のスズキの多くが堅い奴等で、なかなかルアーを食ってくれないから、
波紋やドリフト・ジャークなど以前に比べて高度なテクが有効なのではないか?
そして、たまに網にかかる超大型のスズキはすでに、
どんなルアーにも反応しない魚なのではないだろうか?
リリースの重要性は言うまでもない、ルアーに反応する魚は守らなきゃ釣り自体成立しなくなる。
しかし、アングラーとしてもビルダーとしても、なんとかその堅い奴等を釣り上げたい。
何かの拍子で魔が指す事もあるのではないか?

今、一番可能性が高いのはジャークの釣りだけど、それだけじゃ足りない気がする。
普段ルアーに反応しない個体が、たまたま、反応してしまうような条件とは・・・・
いくつか考えられる事があるから試してみよう!
しかし、もしその普段ルアーに反応しない個体を食わせる条件を見つけてしまったら、
それを心無い奴等に悪用されたら・・・・
確実に大型スズキは減少していくだろう!

メケメケ・ハンマー・ビリケン
常にセレクティブな堅い魚を食わせる為の条件を揃えて生まれてきた、
新しいタイプのルアー達だが、それを世に送り出す事によって常にアングラーとして自分達の首を絞めているのかもしれない。
特にジャークの釣りは普段釣れない魚にも口を使わせる釣りだから、
数釣り自慢のキープ派なんかにやられたらと思うとゾッとする。
俺は自分達アングラーの楽しみを危険にさらす原爆を作りたいと願っているのだろうか?
ルアーとセットでリリースの大切さも伝えられればいいのだが・・・